カシスのフルコース堪能 調理製菓専門学校がレシピ開発、弘前大でお披露目会

update 2018/9/2 07:20


 【弘前】青森県特産の果実「カシス」の消費拡大などを狙って、函館短大付設調理製菓専門学校(山本仁志校長)がレシピ開発に携わったフルコースが完成し、8月31日に弘前大でお披露目会が開かれた。青函の関係者約30人が招待され、カシスの特徴でもある爽やかな酸味を生かした和洋食やデザートを堪能した。

 同校は2015年に、同大食料科学研究所と青函圏の食の魅力創出などを目的に連携・協力する協定を締結し、翌年から「あおもりカシス」を使ったレシピ開発に着手。今回はカシスの保健機能について同大で取り組んできた3年間の研究成果を紹介する発表会に合わせて、フルコースが関係者に提供された。

 コースは酒肴、前菜、スープ、魚料理、肉料理、デザートで構成。程よい酸味を残しつつ、肉や魚、野菜などを生かした品々に仕上がった。洋食担当の吉田徹教頭らが「一生懸命作った。最後まで楽しんで」とあいさつ。同校を運営する野又学園の野又淳司理事長の発声で乾杯し、招待者は料理を楽しんだ。カシスを使ったカクテルなども振る舞われ、お酒とともに笑顔で食べ進めていた。また、調理や料理をテーブルに出す係を同校に通う青森県出身者らが担当。心のこもった接客でもてなしていた。

 日本カシス協会の加藤陽治会長(69)は「これまでは酸味の強さがあってジャムなどの加工品のみだった。フルコースを食べてこんな生かし方もあるんだと驚いた。健康面も注目されるだけに、たくさんのカシスの食べ方が広まって認知度アップにつながれば」と期待を寄せていた。

提供 - 函館新聞社

その他の新着ニュース

前のページにもどる   ニュースをもっと読む



ご注意:
●掲載している各種情報は、著作権者の権利を侵さないよう配慮の上掲載されるか、又は、各情報提供元の承諾の元に掲載されています。情報の閲覧及び利用については「免責事項」をよくお読み頂いた上で、承諾の上行って下さい。
●掲載中の情報の中には現在有効ではない情報が含まれる場合があります。内容についてはよくご確認下さい。

ページ先頭へ

e-HAKODATE .com
e-HAKODATEは、函館市道南の地域情報や函館地図、旅行観光情報、検索エンジンなど、函館道南のための地域ポータルサイトです