「健さん」にまた会える 道立美術館で追悼展開幕

update 2018/2/1 07:54


 数多くの名作を残した俳優高倉健さん(1931〜2014年)の映画人生をたどる追悼特別展「高倉健」が1月31日、道立函館美術館で始まった。56年の銀幕デビュー作「電光空手打ち」(津田不二夫監督)から、函館ロケ作品「居酒屋兆治」(83年、降旗康男監督)、遺作の「あなたへ」(12年、同)まで、全205本の出演作を計2時間を超える映像で公開。各世代の人生に刻み込まれた“健さん”にもう一度、会うことができる。3月31日まで。

 追悼展は16年11月の東京を皮切りに、出身地・福岡県北九州市で開催。道内開催には「おかえりなさい、健さん。北の大地へ」とキャッチコピーがつけられ、昨年7月から釧路芸術館、帯広美術館、近代美術館(札幌)を巡回し、函館が最後となる。

 高倉さんが出演した205作品のうち、65年の「網走番外地」(石井輝男監督、以下シリーズ化)、など34本が道内ロケ作品。函館では同年の「飢餓海峡」(内田吐夢監督)と「続網走番外地」(石井監督)、「大脱獄」(75年、同)、「海峡」(82年、森谷司郎監督)と「居酒屋兆治」が撮影された。

 展示室では、出演全作品時代ごとに約1〜8分のダイジェスト映像で公開。デビュー後、端正な顔立ちの青年が任侠映画のスターへと上り詰めた東映時代の作品が大半を占める。

 独立後の作品では、中国でも名作として語り継がれる「君よ憤怒の河を渉れ」(76年、佐藤純弥監督)、夕張を舞台とした「幸福の黄色いハンカチ」(77年、山田洋次監督)、「鉄道員(ぽっぽや)」(99年、降旗監督)などの代表作を余すことなく紹介している。併せて、フィルムのデジタル補修の様子や、東映時代の身分証明書、映画の台本、小道具、ポスターや写真を公開している。

 開会式で堤邦雄館長は「北の地に生きる男の気概や人情を演じ、今も多くの人の心をとらえている」とあいさつ。毎日新聞社の吉野理佳道支社長は「北海道を愛してくださった健さんの姿、声を堪能して」と述べた。

 函館市民映画館シネマアイリスの菅原和博代表は「プライベートと俳優としてのイメージを自分自身の肉体でずれることなく表現し、演ずる役すべてが『高倉健』になった。(展示を見て)冒険的な役柄にも挑戦していたのだなと感じる」と話していた。

 観覧料は一般1000円、高大生600円、中学生以下無料。3、10日と3月17日の午後2時からは同館学芸員による展示解説も行う。月曜休館(2月12日を除く)。問い合わせは同館(0138・56・6311)へ。

提供 - 函館新聞社

その他の新着ニュース

前のページにもどる   ニュースをもっと読む



ご注意:
●掲載している各種情報は、著作権者の権利を侵さないよう配慮の上掲載されるか、又は、各情報提供元の承諾の元に掲載されています。情報の閲覧及び利用については「免責事項」をよくお読み頂いた上で、承諾の上行って下さい。
●掲載中の情報の中には現在有効ではない情報が含まれる場合があります。内容についてはよくご確認下さい。

ページ先頭へ

e-HAKODATE .com
e-HAKODATEは、函館市道南の地域情報や函館地図、旅行観光情報、検索エンジンなど、函館道南のための地域ポータルサイトです