戸井の自然を観光資源化へ 釜谷富士に休憩スポット新設

update 2018/1/14 07:38


 函館市は、戸井地区に広がる自然の観光資源化に取り組んでいる。同地区にそびえる釜谷富士(標高243メートル)を鑑賞できる休憩スポットを新設したほか、北海道と本州との最短地点である国道278号沿いの汐首岬では案内看板を一新。新年度以降もPR強化に努める考えだ。

 市と合併した旧4町村の中で、戸井地区は南茅部や恵山と比べて目立つ名所が少ないのが課題。地域資源を観光地化して訪れる客を増やそうと、市戸井支所が中心となり、本年度は約200万円かけて事業に当たっている。

 昨年12月に整備した休憩場所は、釜谷漁港西側の海岸沿いにある。アスファルトで舗装した一画に、6人ほどが座れるテーブル付きのベンチ1台と釜谷富士の案内板を設置。座りながら津軽海峡の眺望を楽しむこともできる。

 市によると、釜谷富士には登山道がなく、地元住民が呼ぶ愛称で地図上には名前がない。ただ、静岡県が富士山の形に似た山を紹介する「全国ふるさと富士」の一つに数えられており、マニアの間では有名だという。

 晴天の日に下北半島の街並みを一望できる汐首岬では、風害などで劣化していた看板をリニューアル。縦1・5メートル、横4メートルのサイズに道南と東北の地図を描き「北海道〜本州最短の地 17・5キロ」と記した。

 市は同地区の観光スポットをホームぺージで紹介。景観が鑑賞できる場所は、今後も整備を進める計画で、同支所産業建設課は「車で立ち寄る観光客の増加につなげたい」としている。

提供 - 函館新聞社

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