「かわいい函館」発信 雑貨デザイナー・ひづめみか〜るさん初の地元企画

update 2017/12/19 07:33


 函館出身で、女性に人気の雑貨ブランド「SWIMMER(スイマー)」のデザイナー、ひづめみか〜るさんによる特別企画「ひづめみか〜るが描く 『かわいい函館』」が18日、函館蔦屋書店で始まった。描き下ろしのイラストの展示やグッズ販売をはじめ、店内各所に愛らしいキャラクターたちが飾られている。

 30年の歴史を持つスイマーは2018年1月末でブランド終了を予定。みか〜るさんは女子美術短期大学卒業後、1995年からスイマーのデザイナーの一人として活動し、毎年、数多くのキャラクターと商品を世に送り出してきた。デザイナー名は遺愛女子高校の2学年先輩で歌手のYUKIさんが名付け親。今年発売されたムック本「ひづめみか〜るの福音コレクション」(KADOKAWA)に直筆メッセージを寄せるなど、親交が深い。

 25年ぶりに地元に戻ったみか〜るさんは「食べ物もおいしく、毎日、函館山と駒ケ岳を眺めながらぜいたくだなあと思い過ごしている」と話し、今後はフリーのデザイナーとして活動。8、9月には東京と大阪で個展を開催し、国内外から多くのファンが訪れ、みか〜るさんは「函館でも何かができれば楽しい予感がする」とし、同書店での特別企画につながった。

 新たに描き下ろしたイラストは、みか〜るさんのふるさとに遊びに来たかのように、これまでにデザインしたキャラクターが集結。雪の函館山を中心に、路面電車やハリストス正教会なども描き、ステージでの大型モニターで28日まで展示する。

 また、2階レストランFUSUでは18年1月末まで、イラストなどを飾り、キャラクターが形になった「フルーツもりもり!森のくまちゃんパンケーキ」など、ランチョンマット付きの特別メニューを用意。グッズ、イラストの販売も行っている。同書店の丸山明さんは「かわいさやカラフルさを重視して、みか〜るさんのアイデアを形にできた」と話す。

 23日午後3時からはトークショーを開催。リクエストに応じながらイラストも描く。YUKIさんがジュディ・アンド・マリー時代に開いた初の日本武道館ライブで着用したみか〜るさんデザインのTシャツも展示する。みか〜るさんは「函館も知らないことばかり。地元のお薦めを教えてほしい」と来場を呼び掛けている。

提供 - 函館新聞社

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