69年の歴史、胸に刻む 函館潮見中で閉校式

update 2017/11/23 07:45


 来年4月に函館青柳中学校に統廃合される函館潮見中(松田賢治校長、生徒149人)で22日、閉校式(実行委主催)が行われた。在校生や卒業生ら300人以上が出席し、69年にわたる歴史を思い返しながら、学び舎との別れを惜しんだ。

 同校は1948(昭和23)年に青柳中として開設され、50年に谷地頭中に改称、55年に現在の校名になった。これまでに1万3000人を超える生徒が巣立った。少子高齢化で生徒数が減少し、来春には西中、宇賀の浦中の2校と統合し、青柳中として生まれ変わる。

 松田校長は関係者に感謝の言葉を述べるとともに、「潮見の名が消える事はとても寂しいが、誇りと笑顔に満ちた校風を引き継いでさらなる飛躍を期待している」とあいさつ。宮原一馬実行委員長は「最後の年にPTA会長として活動でき幸せ。新生青柳中の今後に期待したい」とした。辻俊行函館市教育長と河原範毅渡島教育局長もあいさつした。

 生徒を代表して加藤美月さん(3年)が「入学以来最後の卒業生と言われてきたが実感が沸かなかった。しかし、行事が終わるごとに寂しさが募ってきた。過ごした日々はかけがえない。伝統を生かして新しい歴史を刻んでいってほしい」と後輩に託した。

 同校の歩みを紹介する映像が流れると、出席者は懐かしみながら映像に見入った。全校生徒による「時を越えて」の記念合唱のほか、最後に会場にいる全員で校歌を斉唱して会を締めくくった。

提供 - 函館新聞社

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