ドライブレコーダー売り上げ大幅増 あおり運転などトラブル防止で注目

update 2017/11/20 07:48


 函館市内のカー用品店でドライブレコーダーの売れ行きが大幅に伸びている。6月に発生した神奈川県東名高速道路上でのあおり運転による交通死亡事故がきっかけとなったほか、今月6日には札幌市で、弁護士がタクシーの防犯ガラスを破壊し運転手に暴行を加える事件が発生。ドライブレコーダーが捕らえた一部始終が動かぬ証拠となり弁護士は書類送検されるなど、さらなる注目を集めている。

 ジェームス西桔梗店(西桔梗町838)では、ドライブレコーダーの売り上げが、昨年同期の約2・5〜3倍となり、在庫が追いつかない状況だという。中でも、耐久性に優れ鮮明な映像が撮れる国産メーカーに信頼が寄せられており、正確な時刻や位置情報が取得できる全地球測位システム(GPS)が搭載されているものも人気を集めている。

 同店フロアマネージャーの丹羽大樹さんは「最近では車内の天井に取り付けると360度の視界をカバーできるものなど、様々な種類が登場している」と話す。また、エンジンをかけていなくても常時撮影できる「駐車監視モード」タイプ、動くものを感知して録画を開始する「動体検知」タイプ、衝撃を感知して録画を開始する「Gセンサー」タイプなどがあり、当て逃げや車上荒らし対策としても大きな効果が期待できる。

 あおり運転によるトラブル防止に向けて、道警函館方面本部交通課柴田靖次席は「あおる側の人の感情や気質にも左右されるため、あおられるのを完全に防ぐことは難しい。法定速度など交通ルールをしっかり守って譲り合いも心掛けることが大事」とコメント。

 道南自動車学校の後藤隆政指導員は「漁師町である函館のドライバーの特徴として、せっかちな人や気性の荒い人が多く生徒が教習中にあおられることも少なくない。例えあおられたとしても、熱くならずに冷静な判断と対応を心掛けて交通マナーを順守して」と注意を呼び掛ける。

提供 - 函館新聞社

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