衆院選へ準備突入 投票所確保、選管悩ます

update 2017/9/25 07:35


 10月22日投開票が有力視される衆院選に向け、道南の市町選挙管理委員会も一気に選挙モードに突入した。最大の悩みは、投票所を確保できるかどうかだが、函館市選管によると、投票所に使用予定の112カ所(旧函館市81カ所、東部4支所31カ所)のうち、約100カ所は使用の内諾を得た。残りは確認中で、解散・総選挙に向け準備が加速している。

 投票所は、市内の小中学校や町会館など112カ所で、前回衆院選(2014年12月)に比べ、旧函館市で2カ所増え、東部4支所で5カ所減ったため、トータルでは3カ所減となる。このほか、共通投票所(住所の区割りに関係なく投票できる)としてポールスターショッピングセンターと函館昭和タウンプラザに設置予定。計114カ所の投票所数は昨年7月の参院選と同じ。

 実施日程がおおむね決められている統一地方選や参院選に比べ、衆院選はいつ解散に踏み切るのか動向がつかみにくい中で、短期間での準備となる。市選管は「一部の会場では、既に予約が入っているとの情報もあり、今後の調整が必要。国政選挙のため、融通を利かせてもらいたいのだが…」と気をもむ。

 市教委によると、21日に学習発表会(学芸会)の開催を予定している小学校が6校あり、前日の投票所準備に支障が出る可能性もある。

 一方、期日前投票所は市役所本庁舎や湯川支所、イトーヨーカドー函館店など計10カ所に設ける予定。加えて昨年7月の参院選では市内の大学4校にも設置されたが「今回は未定」(市選管)とし、解散に向けた動きが急で、準備が追い付かず設置は厳しそうだ。

 市の投票率の推移は、前回衆院選(14年12月)が51・62%(小選挙区)、前々回衆院選(12年12月)が56・33%(同)、昨年7月の参院選が52・90%(道選挙区)。今回は10月22日に「2017道南駅伝競走大会」(実行委主催)が戸井地区で予定されており、投票率に影響を与えないか注目される。

 市選管は「準備期間はわずか1カ月しかない。過去2回の衆院選は冬だったが、今回はイベントも多い10月実施なので、会場がきちんと確保できるか心配だ」としている。

提供 - 函館新聞社

その他の新着ニュース

前のページにもどる   ニュースをもっと読む



ご注意:
●掲載している各種情報は、著作権者の権利を侵さないよう配慮の上掲載されるか、又は、各情報提供元の承諾の元に掲載されています。情報の閲覧及び利用については「免責事項」をよくお読み頂いた上で、承諾の上行って下さい。
●掲載中の情報の中には現在有効ではない情報が含まれる場合があります。内容についてはよくご確認下さい。

ページ先頭へ

e-HAKODATE .com
e-HAKODATEは、函館市道南の地域情報や函館地図、旅行観光情報、検索エンジンなど、函館道南のための地域ポータルサイトです