声掛けで“防犯特効薬”に 函館薬剤師会と道警函本が協定

update 2017/8/29 07:38


 薬局内で薬剤師らスタッフが利用者に犯罪被害防止や交通安全対策などを直接呼び掛けて一層の安全強化を図ろうと、道警函館方面本部(小笠原和美本部長)と函館薬剤師会(熊川雅樹会長)が協定を結んだ。薬剤師会と警察の協定締結は道内初の試みで、28日に同本部で協定書を交わした。両者は「積極的な声掛けなどの意思疎通で、被害食い止めへの特効薬にしたい」としている。

 振り込め詐欺被害などが依然として絶えない中、犯罪に巻き込まれやすい高齢者が多く訪れる薬局での啓発強化にと両者が協力。啓発ポスターの掲示だけではなく「気をつけて下さいね」と“生の声”で防犯の心構えを訴える。

 同会は道南の246薬局、薬剤師465人が加盟。協定に先立ち、4月からは名刺サイズのカードなどを活用して「ATMでお金は戻りません」と積極的な声掛けを展開し、念入りに準備を進めてきた。

 協定締結式で小笠原本部長は、道警からの安全情報を軸に函館薬剤師会側が啓発品づくりに力を入れていることを紹介した上で「とても協力的に対応してくれている」と感謝。熊川会長も加盟薬局に出来る限りの協力体制を敷いて、組織を挙げて地域の安全づくりに貢献する姿勢を示した。

提供 - 函館新聞社

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