臨港道路が開通 物流効率化や渋滞解消に期待

update 2017/3/26 08:09


 函館開発建設部が1997年から整備を進めてきた、函館港幹線臨港道路湾岸線(臨港道路)の2期工区(3・9キロ、片側1車線)の工事が完了し、25日に開通した。関係者による記念式典と通り初めに続いて一般にも開放され、多くの市民が利用した。

 臨港道路はJR線で分断されていた埠頭(ふとう)間をつなぎ、物流の効率化を図るとともに、函館駅やベイエリアへの交通アクセスの向上、国道227号の渋滞解消による安全確保を目的に整備が進められてきた。

 この日開通したのは未開通となっていた、港町埠頭こ線橋(0・7キロ)と七重浜地区(0・4キロ)の両区間。これにより、ともえ大橋など第1期工区を含めた函館市豊川町から北斗市七重浜間の6・6キロが全面開通となった。

 同日午前10時から津軽海峡フェリーターミナルで記念式典が行われ、函館港の港湾管理者である函館市の工藤寿樹市長が「函館港、新幹線、空港がコンパクトに位置する利点を生かし、陸海空の交通の有機的な活用に取り組みたい」とあいさつ。続いて函館開建の菊池一雄部長が「港湾物流の向上に加え、ベイエリアにも直結し、地域経済の活性化に寄与すると期待している。函館港の整備を進め、港湾機能の増進に努めたい」と式辞を述べた。来賓を代表し、前田一男、逢坂誠二両衆院議員らが祝辞を述べた。

 通り初め式は港町埠頭こ線橋で行われ、工藤市長、菊池部長、前田氏、逢坂氏のほか、道開発局の今日出人局長、渡島総合振興局の三戸部正行局長、函館商工会議所の久保俊幸会頭、新党大地の鈴木宗男代表、北斗市の高谷寿峰市長、函館港地方港湾審議会の兵頭法史会長、国土交通省港湾局計画課の宮崎祥一課長の11人でテープカットを行い、式典出席者の車両がこ線橋を渡り開通を祝った。

 午後2時半には一般車両にも通行が開放されると、すぐに車列が出来上がり、多くの車が函館港や函館山を望む景観を楽しみながら車を走らせていた。

提供 - 函館新聞社


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