獣害対策で腕磨く 若手ハンター向けに射撃研修
update 2025/12/22 20:59
知内町鳥獣被害防止対策協議会は21日、今年度の大型獣類捕獲射撃技術向上研修会を、ライフルや散弾銃などを販売する「ノースマン」(函館市亀田中野町)で開いた。道南の狩猟従事者7人が参加し、銃の管理や模擬実践射撃を通して技術向上に励んだ。
研修会は、エゾシカやヒグマの捕獲に必要な知識や射撃技術を持つベテランハンターの高齢化などで技術の継承が進まない状況から、技術の向上などを目的に開催。大型獣類の捕獲従事経験が3年以内の、経験の浅いハンターが対象で、木古内、知内、福島、松前の4町が協力した。
この日は、有害鳥獣の捕獲などを行うノースランドレンジャー(函館)のハンターが講師を務め、安全管理や技術指導を行った。銃の暴発を防ぐための安全確認の講座では、講師の山下慎吾さんが、弾丸の装填などを行うボルトと呼ばれる部分に、弾丸が残ってないかを声出し確認することを徹底するよう指導した。このほか、基本的な狩猟のルールや照準器の調整を行うを方法を学んだ。
模擬実践射撃では、同店の室内射撃場で捕獲現場を想定し、50メートル先に設置した的に向かって発砲する訓練を実施。参加者が正確に照準を合わせる方法や射撃の際の体制などを学んだ。
参加した捕獲従事経験2年、知内町、中村俊太さん(25)は「講師に教えてもらいながら打つ機会がなかったので良い経験になった」とした上で「今年はクマの出没が多く、ベテランハンターに負担がかかる状況だったので、いち早く戦力になれるようなりたい」と話した。
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