北斗市が新広報基本方針 質の高い情報発信に向けノウハウ記述、広報誌を一新
update 2025/11/13 07:17
【北斗】北斗市は、全職員が広報担当の意識を持ち、住民にしっかり情報を伝えようと、新たに「北斗市広報基本方針」を策定した。デジタル化が進み、市民が市役所に来なくても、情報取得ができる時代。方針は、全職員が質の高い情報発信や広報活動をできるようノウハウを詳しく記述。「伝わる広報」が必須として、市の広報誌を11月号からリニューアルした。
市では現在、庁内各部署から行政情報を集め、紙媒体の「広報ほくと」や公式ホームページ(HP)、プレスリリースなどで発信している。しかし、「何も工夫せずに広報誌やHPに載せて終わりのアリバイ広報になってないか」「職員の広報スキルにばらつきがある」などの問題意識から今回の方針が生まれた。
市総務課の職員を中心に4月から外部のアドバイザーを加え、広報のあり方を検討。「伝わらない情報は存在しないのと同じ。『伝える』と『伝わる』は大きく異なる。伝えるのは自分、伝わるのは相手」「市民目線で情報発信していこう」をキーコンセプトに方針を策定した。
方針では職員誰もが分かりやすい広報ができるよう、情報発信の仕方を@目的を明確化A伝わる工夫B工夫のポイント―に分けてマニュアル化した。@では「5W1H(いつ・どこで・だれが・なにを・なぜ・どのように)を意識する」ことなどを記載、Aでは、人は視覚から情報を得るとして、写真や見出しを工夫することを強調した。Bでは、お役所言葉を使わず、分かりやすい言葉を使うことを呼び掛けている。
「広報ほくと」は方針に基づき11月号からリニューアル。変更点は@読みやすさを追求し、お知らせ記事のスタイルを変更Aカラー写真の活用B欲しい情報が見やすく―の3点。@ではお知らせ記事を縦書きから横書きに変え、Bでは、カテゴリーの再編を行って子どもに関する情報を1つのページにまとめた。
市総務課の佐藤亜矢子係長(44)は「近年は生成AIなどで誰でも文章が作れる時代だが、人間らしい温かい視線で情報を届けることで、市民の共感を呼び、地域課題を一緒に解決していけるのでは」と話している。
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