地域文化の未来考える 35年ぶり函館で全道集会、市民が意見交換
update 2025/11/12 20:06
北海道の地域文化の伝承や発展について市民が議論する「第67回北海道文化集会in函館」(北海道文化団体協議会主催、函館市文化団体協議会主管)が9日、函館市芸術ホールで開かれた。「次世代につなげるつながる未来への扉」と題し、フォーラムで函館の文化について意見を交わすなどした。
函館では35年ぶりの開催。前半の「文化フォーラム」では、コーディネーターは松前町出身の俳優岩尾亮さん、パネリストは道立函館美術館の辻俊行館長、市教育委の土生明弘生涯学習部長、FMいるかパーソナリティーの佐々木紫さんが務めた。
函館についてパネリストは、街の規模が大きすぎず、小さくもないとし、夏に行われる「はこだて国際民俗芸術祭」、「函館港まつり」が地元以外や有名人が参加することを挙げ、辻館長は「触れてみたい文化が手を伸ばせば届き、良いあんばいになっている」と話した。
土生部長は文化振興と教育の取り組みとして「文化の営み、担い手は市民が主役で活動を支援する」、佐々木さんは「メディアとして活動する人と応援する人、やってみたい人をつなげたい」と、文化を次世代へつなぐことが大切と説いた。
後半の「アートステージ」では、函館市文団協に加盟する団体から小学生〜20代が出演し5ステージを披露。自身が作曲した曲やサクソホン、ピアノの演奏。声楽のほか、日本舞踊、バレエ、ダンスのコラボレーション作品を発表。来場者は未来に向かう若い世代の文化・芸術のパワーを感じていた。
式典では今年度北海道文団協表彰が行われ、第32回芸術賞として函館の書家鈴木大有さん、第55回協議賞に函館少年少女合唱団が表彰された。また、第1回特別功労「文化瑞兆表彰」として札幌の書家中野北溟(ほくめい)さんが表彰され、鈴木さんが代理で受賞した。
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