函館競輪、売り上げ過去最高の見込み 433億円、GTなど好調

update 2025/9/26 07:49


 函館市競輪事業部は、今年度の市営函館競輪での車券売上額について、過去最高の433億円を見込んでいると明らかにした。これまでの過去最高だった1993年度の353億1200万円を大幅に上回る見通し。同競輪場では初開催となった「オールスター競輪」(GT)開催や、好調なインターネット販売が売り上げ増に貢献した。

 24日、同競輪場であった函館市競輪運営協議会(会長・今井敏博函館大教授)で、同部が報告した。

 同部によると、車券売上額の当初予算額は348億円で、歳出予算に不足を生じるため、地方自治法の規定による弾力条項を適用し歳入歳出に各85億円を増額、合計を433億円と見込んだ。弾力条項の適用は2021年度から5年連続となった。

 8月12〜17日に開催したオールスター競輪は6日間で約3万3000人が来場し、売り上げは約159億円。目標の140億円を大きくクリアした。

 また、新型コロナウイルス禍以降、ネット販売が定着し、好調に売り上げが伸びている。

 市競輪事業部は「来年度以降も特別競輪の誘致を進め、好調なネット販売はインターネットテレビを使った広報に力を入れたい」としている。

 函館競輪は今年度、4月16日〜11月26日の計63日開催の計画。下期の開催日程は10月4〜6日、同11〜13日、同23〜25日、11月24〜26日の12日間。

提供 - 函館新聞社

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