松前沖、桧山沖促進区域指定、洋上風力発電 道内初

update 2025/7/31 13:15


 再生可能エネルギー海域利用法に基づき、経済産業省と国土交通省は30日、松前沖(松前町)と桧山沖(上ノ国、江差、八雲、せたなの4町)の海域を洋上風力発電の「促進区域」に指定した。道内初で、今後は事業者の公募・選定を経て両海域での洋上風力発電の整備が本格化する。

 両海域は2023年5月に「有望な区域」に選ばれ、その後、地元自治体や漁業者らが参加する法定協議会で議論が進められた。松前沖は昨年7月の第3回協議会で意見がまとまった。桧山沖は今年3月の第4回で合意に達した。6月25日〜7月9日、指定に向けた最終手続きの縦覧が行われ、異論なく指定に至った。

 鈴木直道知事は「道南地域におけるGX(グリーントランスフォーメーション)投資の促進や再エネを活用する産業の集積に向け、大きな弾みになる」とコメントを発表。松前町の若佐智弘町長は「まずは業者の選定が円滑に進むよう協力する。町の将来をかけた一大事業なので、できることを見極め町の振興につなげていきたい」、上ノ国町の工藤昇町長は「風力産業のまちづくり戦略が始まる。地元業者の参入など桧山の地域経済が潤うよう、課せられた使命を果たしたい」と語った。

提供 - 函館新聞社

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