大野農高・小山内さん、放駒部屋入門へ 相撲部OB一山本関も激励

update 2025/1/28 07:49


 【北斗】大野農業高校(仲川敏幸校長)のラグビー部と相撲部で活躍した小山内快夢(かいむ)さん(3年、18)が、大相撲放駒部屋に入門する。27日、放駒親方と相撲部の先輩一山本関が同校を訪れ、小山内さんを激励した。

 小山内さんは身長175センチ、体重126キロ。高校からラグビーを始め、右プロップでプレー。2年生の時に将来有望な高校生を育成する「ビッグマン&ファストマンキャンプ」に選ばれた。3年生になる直前、「ラグビーで全国を目指すためすり足や四股で足腰を鍛えたい」と相撲を始めた。

 春からラグビーと相撲の二刀流。相撲は国民スポーツ大会(10月、佐賀)などに出場。土俵では黒星が多かったが「個人として戦うことが楽しくて好きになり、もっと続けたいと思った」と相撲への道に進むことを決意。相撲部の布施美樹監督と相談し、布施監督が一山本関に連絡。10月に放駒部屋の体験入門に向かった。放駒親方は「上野駅に迎えに行き、いい目をしていて、相撲で重要な立ち合いもしっかりしていた。経験が1年たっていないのにこのレベルはすごいと思った」と話し、小山内さんに「じっくり考えて」と促すも「決意は固く、一山本先輩もいることで入門を決めた」と小山内さん。

 ラグビーは今年1月に高校合同東西対抗戦で東軍のメンバーに選ばれ、花園ラグビー場のピッチに立ち有終の美を飾った。ラグビー部の木津谷富紀監督は「大学でラグビーを続けてほしいと思っていたが、本人の決断を応援したい」とし、布施監督は「まだ相撲の形はできていない。突きと押しに磨きをかけてほしい」とエールを送る。

 放駒親方は「人生を預かるので全力で育てたい。首を鍛えて押し相撲をしっかりし、応援してもらえる力士になってほしい」、一山本関は「後輩が来るのはうれしい。学生までの成績は関係なく、高校時代の自分より体格が良いので頑張ってほしい」と話した。小山内さんは「背中を押してくれた先生方に感謝し大野農へ恩返しをする。しこ名に名前の『夢』をつけ、十両以上に上がることを目指す」と決意を語った。

 同校相撲部からの大相撲入りは一山本関、北勝空さん(引退)に続き3人目。小山内さんの部屋入りの日程などは今後話し合われる。

提供 - 函館新聞社

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