木古内小で心臓外科医招き「命の授業」 医師の技術に関心
update 2024/10/21 21:10
【木古内】木古内小学校(蛯子友正校長)は17日、心臓外科医2人を招いた「命の授業」を開いた。4年生13人が心臓の役割を学んだり、医療用器具を用いて縫合を体験し、医師の仕事に関心を高めた。
町国保病院の事業管理者補佐で心臓血管外科医の奈良原裕さんと、奈良原さんが非常勤医として勤める菊名記念病院(横浜市)副院長で心臓外科部長の尾頭厚さんが講師を務めた。初めての取り組みで、保護者にも授業を公開した。
尾頭さんは動く臓器≠ナある心臓が全身に血液を送り出す重要な役割を担っていることで命が維持できていると紹介。児童には聴診器が配られ、自分や友人の胸に当てて鼓動の音や回数を確認し、1日に換算すると大人の場合は10万回も動いていると学んだ。
また、外科手術で実際に用いるガウンなどを着用し、人工皮膚を使った縫合を体験した。目をこらさなければ見みえないほど細い血管縫合用の糸にも実際に触れた。
児童の「失敗することはありますか」という質問に尾頭さんは「人は誰でも失敗するもの。もし失敗したとしても大きく失敗しないために練習をしている」と答えた。繊細な道具を扱う技術を磨くためにも努力が欠かせないことを伝え、「大変な仕事だが、好きなことだから楽しく出来ている。好きなことや場所でも何でもいいので好きなものを見つけてほしい」と述べた。
小笠原暖(のん)さん(10)は「縫うのは難しかったが楽しかった。命は大切なものと分かっていたけれど、もっと大事にしなくてはと思った」と話していた。
その他の新着ニュース
- キングサーモン初水揚げ 人工種苗、国内初の海面養殖 函館市と北大...2025/7/1
- 摩周丸の還暦¥jう OBが模擬操船...2025/7/1
- 初夏の港町疾走 函館マラソンに7899人 男子ハーフでムチーニ選手大会新...2025/6/30
- グルメ、ヨサコイ、シャワーなど 函館マラソンで市民がランナー後押し...2025/6/30
- 函館市、働く人に焦点を当てた動画を作成し観光PR...2025/6/29
- 夏の高校野球南大会代表決まる 函大谷16年ぶり、知内、函大有斗は連続出場...2025/6/28
ご注意:
●掲載している各種情報は、著作権者の権利を侵さないよう配慮の上掲載されるか、又は、各情報提供元の承諾の元に掲載されています。情報の閲覧及び利用については「免責事項」をよくお読み頂いた上で、承諾の上行って下さい。
●掲載中の情報の中には現在有効ではない情報が含まれる場合があります。内容についてはよくご確認下さい。