函館のアートを世界へ 米国ロスの展示会に函館のアーティスト2人出展
update 2023/5/23 07:33
米国ロサンゼルスのギャラリー「TAG」で6月1〜3日に開かれる日本人アーティストのグループ展「Love Joyful #2」に、函館市の芸術家ささきようすけさん(42)と、美術家佐々木一斗さん(32)が参加する。ささきさんは海外出展は7年ぶり。一斗さんは初めて。2人は、函館で培ったアートを世界に発信しようと現地の反応を楽しみにしている。
同展は「まだ海外で知られていない日本人アーティストの世界進出の足掛かりに」と函館市の佐々木達雄さん(61)が企画。2019年9月の初回展は、現地関係者らが多数来場し、出展者のうち10人がニューヨークやフランスのアートショー参加につなげた。
ささきさんは、絵画や立体など多彩な表現を手掛ける芸術家。「はこだてトリエンナーレ」や「函館アートフェスティバル」の運営にかかわり、国内外での個展や、ニューヨークでも2回の個展を開いた実績がある。一斗さんは、2年ほど前からアーティスト活動を開始し、衣服やファッション画などを手掛ける。
ささきさんは19年の函館新聞の記事で同展を知った。2回目の開催決定を受け一斗さんに「作品を出さないか」と声をかけた。一斗さんは当初、海外展を考えていなかったが、提出作品が事前審査をパスし、アーティスト仲間からの強い勧めで、渡航を決意したささきさんは「泥雲(Drawn)」などアクリル画5点を出展。最大で60センチ角の作品を持参し、「久しぶりの海外。思う存分アピールしたい」と意気込む。一斗さんは廃材から制作した服飾作品6点を持参する予定。「素晴らしい作品が並ぶギャラリーなので、その中に自分の作品が展示できると思うと胸がいっぱいになる」と興奮を隠せない様子だった。
6月のグループ展には、審査をクリアした11人が参加する。函館の2人を含めた7人が地方在住だ。佐々木さんは「1回目は全員が東京圏、関西圏だったが、今回の展示を機に、地方のアーティストが世界を目指す流れができれば」と期待している。
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