津軽海峡フェリー、10月に室蘭航路開設へ

update 2023/2/2 22:13


 津軽海峡フェリー(函館市港町、村上玉樹社長)は1日、10月にも室蘭市と青森市を結ぶフェリー航路(青蘭航路)を開設すると発表した。同社の函館―青森航路(青函航路)で運航する4隻のうち、「ブルーマーメイド」(8820トン)を転属させる予定。1日1往復の運航を計画し、道運輸局への申請を目指す。

 北海道―本州間の貨物輸送のニーズ多様化に対応することが目的で、働き方改革関連法の施行による運転手の時間外労働規制強化「物流の2024年問題」をにらみ、トラックドライバーの休息時間を確保できる中距離航路の需要が伸びると判断した。青蘭航路の運航は、同社の前身の東日本フェリーの撤退した2008年11月以来、15年ぶり。

 「ブルーマーメイド」転属に伴い、現在4隻で1日8往復運航する青函航路は3隻6往復に減便する見込み。同社は「ダイヤを見直し、お客様に極力ご不便をおかけしないよう工夫したい」としている。また、青函航路の船がドック入りした際は、青蘭航路を運休して「ブルーマーメイド」を青函航路に振り向け、3隻運航体制を維持する。

 室蘭港と青森港を6時間45分〜7時間で結ぶ。予定する運航ダイヤは、室蘭午後8時発―青森翌午前3時着と、青森午前9時発―室蘭3時45分着。室蘭港に支店を設け、トラックドライバーに加え、道南から道央方面を周遊する一般旅客の取り込みも図る。

 室蘭発着のフェリー航路は、旧東日本フェリーの撤退後、川崎近海汽船(シルバーフェリー)が18年6月から宮古航路を運航したものの、需要が伸びず、22年1月に撤退していた。

提供 - 函館新聞社

その他の新着ニュース

前のページにもどる   ニュースをもっと読む



ご注意:
●掲載している各種情報は、著作権者の権利を侵さないよう配慮の上掲載されるか、又は、各情報提供元の承諾の元に掲載されています。情報の閲覧及び利用については「免責事項」をよくお読み頂いた上で、承諾の上行って下さい。
●掲載中の情報の中には現在有効ではない情報が含まれる場合があります。内容についてはよくご確認下さい。

ページ先頭へ

e-HAKODATE .com
e-HAKODATEは、函館市道南の地域情報や函館地図、旅行観光情報、検索エンジンなど、函館道南のための地域ポータルサイトです