函館市・住民基本台帳、人口動態3559人減
update 2007/1/28 14:02
函館市の住民基本台帳に基づく2006年人口動態で、同年12月末の人口は前年同期比3559人(1・2%)減の29万3479人だった。このうち、旧市内に限ると、同3121人(1・1%)減の27万7261人で、28万人を割り込んだ。旧4町村は、同438人(2・6%)減の1万6218人だった。合併直後の04年末と比較すると、この2年間で約6000人が減少したことになる。
各年末の住基台帳上の人口動態は、1983年の34万7780人(合併地域含む)をピークに減少を続けている。。
支所別の人口動態では、2006年は本庁と7支所管内すべてで減少。減少率は、恵山が3・2%、戸井2・8%、椴法華2・6%、南茅部2・2%。本庁管内は1・6%、亀田支所は最も小さく0・6%だった。
12年連続の自然減
自然動態では、出生数は同9人(0・5%)減の1947人で、2年連続2000人台を割り込んだ。死亡数は同109人(3・5%)増の3233人。その差は同118人(10・1%)増の1286人となり、1995年から12年連続で自然減の状態が続いている。
0―14歳までの年少人口は、3万3766人で全人口に占める構成比は同0・1ポイント減の11・5%。65歳以上の高齢者人口は7万1341人で、構成比は同0・8ポイント増加の24・3%。少子高齢化傾向に歯止めがかかっておらず、自然減の減少幅は今後も大きくなることが予想される。
道外への転出者増
社会動態は、転入数が同589人(5・2%)減の1万686人、転出者が同298人(2・3%)増の1万3178人。転入数と転出数の差は、同877人(55・3%)増の2492人だった。社会減が2000人を超えたのは98年以来。
地域別では、道外からは、転入3465人、転出4803人で、1338人(同385人増)の減少。道内からは、転入7221人、転出8375人で、1154人(同502人増)が減少した。
このうち、隣接する北斗市と七飯町からは、転入1156人、転出1681人で、525人が流出したことになる。転出入の差は、ピーク時の96年と比べて3分の1以下だが、前年より148人大きくなった。た。
転出数が大幅に上回ったことについて市企画部は「景気回復を受けて、首都圏や中部地方の一部産業で求人が大幅に増加している。職を求めて転出したのではないか」と推測している。
提供 - 函館新聞社
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