12月の道南有効求人倍率0・56倍

update 2007/1/28 13:53

 函館公共職業安定所は27日までに、昨年12月の渡島、檜山管内における雇用情勢をに発表した。求職者1人に対する求人数を示す有効求人倍率は、前年同月比0・03ポイント減の0・56倍と、2カ月連続のマイナス。また、先行指標となる新規求人倍率も2カ月連続で低下しており、改善傾向にやや陰りが見られる。

 月間有効求人数は、新規や繰越求人の動向から、同6・9%減の4663人、新規求人数は、1547人で同8・1%減。新規求人倍率は、同0・12ポイント減の0・84倍だった。

 新規求人を産業別で見ると、医療・福祉が同28人増の316人、飲食店・宿泊業が同17人増の149人、不動産業が同17人増の22人と好調。しかし、卸売・小売業が同80人減の285人と大きく落ち込んだほか、サービス業が同72人減の266人、情報通信業が同50人減の56人となるなど、低調な業種が目立った。

 新規求人に占める常用パート求人の割合は31%で、同1・4ポイントの低下。離職者は同7・4%減で、内訳は、事業主都合(リストラ)が同4・9%減、自己都合が同8・3%減だった。

提供 - 函館新聞社



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