携帯・ネットの正しい利用法 パンフで紹介…道警函本 初の作成

update 2007/1/26 15:19

 「出会い系サイト」による児童買春事件やネット上への中傷の書き込みなど、携帯電話やインターネットを通じた事件や「いじめ」が問題化しているのを受け、道警函館方面本部は、マナーを守った利用法を紹介するパンフレットを作成した。児童・生徒向けと保護者・教職員向けの2種類あり、悪質な書き込み例や犯罪の危険性を説明している。

 インターネット犯罪から子どもを守る対策の一環で、同本部生活安全課が独自に作った。同課によると、ネットの正しい利用に絞ったパンフレットの作成は、道警の5方面本部で初めてという。 子ども向けの「Security(セキュリティー)」では、カラーやイラストをあしらい、読みやすいように工夫した。18歳未満は出会い系サイトの利用が禁じられていることを紹介。誘Oサや性的暴行など、サイトを通じた犯罪を挙げ、「見ない」「書き込まない」「知り合った人と会わない」よう呼びかけている。

 保護者・教職員向けの「子供をインターネットから守るために」では、悪質な書き込みは名誉毀損や脅迫に当たるなど、触法性をより具体的に説明。有害情報から子どもを守るため、パソコンは家族共用とし、子ども任せにせず、一緒にインターネットの知識や正しい使用法を学ぶよう訴えている。

 各A4判の両面に印刷し、二つ折り。管内9署や自治体の教育委員会、渡島・檜山両支庁などに送付した。各署にはデータ送信し、必要に応じてプリントアウトして活用してもらう。また、学校現場での講話などの資料としても活用する。

 同課によると、児童買春事件の被害少女の多くが、出会い系サイトで男性と知り合い、事件に発展するケースが多い。また、「ネット上に実名入りで悪口が書き込まれた」など、保護者らからのインターネットに関する相談が増えている。同課は「希望者には配布しているので役立ててほしい」と話している。

 問い合わせは同課TEL0138・31・0110。

提供 - 函館新聞社



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