女声合唱団「虹彩」が10月に東京女声合唱団とジョイントコンサート

update 2007/1/22 14:21

 函館市の女声合唱団「虹彩」(にじいろ)は10月14日、旧函館区公会堂(元町11)で、東京女声合唱団とジョイントコンサートを開く。現在団員は譜読みなどをし、当日に発表する曲を選ぶ準備を進めている。虹彩の宮崎敏代表(63)は「歴史ある東京の合唱団とともにステージに立てる機会。一緒に歌いませんか」と団員の募集を呼びかけている。

 虹彩は1988年、市内の女性有志が集まり発足。現在の団員は40―70代の25人。函館合唱連盟顧問を務める宮崎代表の指導を受け、市内のホテルでサロンコンサートを開いたり、全日本おかあさんコーラス大会に出場するなど活躍している。

 東京女声合唱団は通称「東女」と呼ばれ、82年、指揮者の故関屋晋さんが立ち上げた。現在の団員は40―70代の30人。関屋さんに師事した指揮者の安達陽一さん(36)が指導している。昨年は北イタリアの4都市を訪れるなど、世界各地に演奏旅行に出かけるなどし、研さんを積んでいる。

 両団の親交は2005年、宮崎代表が京都で開かれた「世界合唱シンポジウム」に参加した際、安達さんと知り合ったことがきっかけ。東女は06年7月、市芸術ホールで開かれた「新しい函館のうたを歌う合唱の夕べ」に参加。函館を気に入った団員に宮崎さんが虹彩との共演を話したところ快諾を得て、公演が決まった。

 東女の古瀬泰子さん(69)は「団にとって函館は第2のふるさとのように感じている。旧公会堂を見学したが、とてもすてき。観光客も歌を聞いてもらえれば」と話す。現在、函館出身の作曲家、廣瀬量平さんに曲の制作を依頼しているという。

 虹彩は08年に結成20年を迎える。宮崎代表は「今回の公演で節目に向けての弾みをつけたい」と話す。団員の立野育子さん(70)は「共演できることに驚いた。実力ある団から刺激を受けてみたい」と意気込みを語る。

 コンサートの内容はこれから話し合う。現在のところ、両団が発表し合った後、共演する予定で、合同練習は前日のみという。宮崎代表は「女声合唱は幅広いジャンルの曲を歌えるのが魅力。この機会に合唱に取り組む人が増えてくれれば」と期待している。

 団の会費は月3000円。練習は毎週土曜日、はこだて音楽鑑賞協会(高盛町22)で行う。問い合わせは宮崎代表TEL0138・53・5294まで。

提供 - 函館新聞社



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