定数34に37人名乗り…市議選旧函館市区

update 2007/1/21 16:12

 任期満了に伴う函館市議会議員選挙(4月15日告示、同22日投票)は、旧函館市選挙区(定数34)と合併旧4町村にそれぞれ選挙区(各定数1)を設け、38議席を争う。このうち旧函館市区には20日までに現職27人、元職3人、新人7人の計37人が出馬の意向を示しており、このままでは落選が3人だけという「超少数激戦」の様相となっている。

 前回は定数34に対し43人、前々回は定数36に対し47人、その前は定数40に対し45人が立候補している。今後、新たな候補が名乗りを上げることも想定されるが、「過去にないほどの新味に欠ける選挙」(複数の市議や政党関係者)だ。

 今期限りで引退を表明しているのは、民主系の岩谷正信氏(63)と熊坂成剛氏(71)、自民党の久保幸一氏(73)、公明党の中江捷二氏(64)、保守系無所属の上谷俊夫氏(65)の5人で、いずれも当選5―6回のベテラン。昨年1月の道議函館市区補欠選挙への出馬で2人が辞職しており、現職では残る27人の出馬となる。

 元職3人はいずれも保守系無所属で、2人は道議選出馬、落選からの返り咲きを目指す。

 新人7人の内訳は民主系4人、保守系無所属1人、公明1人、共産1人。

 2003年の前回選挙では定数34に対し、現職33人、元職2人、新人8人の計43人が立候補し、現職4人が落選、新人5人が当選した。今回は定数34に対し現職が27人で、「現職のほとんどが堅いのでは」とみる関係者が多く、元職や新顔も相当数が当選しそうだ。

 市議選と同じ日程で函館市長選も行われる。現時点で出馬を表明しているのは、現職の井上博司氏(70)だけ。

 民主党は独自候補の擁立を見送る見通しで、共産党は関係団体とともに擁立を目指しながらも「対応を検討中」(党函館地区委員会)。井上氏の市政運営を批判し昨年末に助役を辞職した西尾正範氏(58)も「市政の刷新が必要」と候補を模索しているが、擁立には至っていない。市長選が盛り上がりを欠き、仮に無風となれば市議選の投票率にも影響が出そうだ。

提供 - 函館新聞社



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