魚長食品、ホテルロイヤル柏木で温泉掘削

update 2005/7/28 09:55

　魚介類販売やマンション賃貸・管理などの魚長食品（函館市豊川町１２、柳沢勝社長）が、同グループのホテルロイヤル柏木（同市柏木町１）敷地内で温泉掘削工事に着手していたことが、２７日までに分かった。

　工事が進められているのは、同ホテル南側に位置する１５０台分の駐車場（面積約３７４５平方メートル）の一角。ボーリング用のやぐらが組まれ、７月初旬から作業が続けられている。

　同社は「温泉の権利がなかなか取りづらい状況なので、許可を得られたチャンスを生かすため工事に踏み切った」と説明。施設の運用については「実際に温泉が出てからでないと青写真は描けない」としており、今後は業務の拡大を前提に協議を重ねていく。

　同ホテルは１９８１年に公立学校共済組合（本部・東京）が地上５階の宿泊施設「ホテルアカシア」として開業。９２年に同社が「ホテルロイヤル柏木」と改称してオープンさせ、１階にレストランやケーキショップ、２階に結婚式場や宴会場などのほか、３―５階に客室数２９室を有しており、市民らに広く利用されている。

提供 - 函館新聞社

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