江差ウインドパワー経営問題「偽証認定」で総務常任委紛糾

update 2005/6/11 13:25

 【江差】江差町の第3セクター・江差ウインドパワー(社長・濱谷一治町長)の経営問題に関する事務調査をめぐり、町議会の総務産業常任委員会(村上雅文委員長)が混乱している。

 総務委は7日、23日開会の第2回定例町議会を控え、委員長報告案の取りまとめに向けた意見集約を審議。14日予定の次回委員会で、報告案をまとめる方針を確認した。

 だが、村上委員長は7日、この問題をめぐり2003年に設置された、地方自治法100条による調査委員会(百条委)での濱谷社長らの証言を「総務委が偽証であることを確認、認定した」などと記した文書を、委員長名で一部の報道機関にファクスで送信。電話で経過を説明した。また、約300人の関係者には、会議の内容を電子メールで送信したという。

 報道機関のうち、道内のインターネットメディアは同日、新聞1紙は8日朝刊で、「江差町総務常任委員会が百条委での町長証言を偽証と認定」などと伝えた。

 これに対して、委員からは「偽証を認定した事実など無い」「報告案は審議段階。了承していない」「偽証の有無は調査対象ではなく議論を逸脱している」と強く抗議。問題を重く見た正副議長が連名で、総務委を緊急招集する事態に発展した。

 9日の総務委では、町政与野党双方の委員6人全員(1人病欠)と、議会事務局長が、当日のメモなどを根拠に「委員長の一方的な主張、思い込み」として“偽証の認定”を否定。だが、村上委員長は「偽証を認定した事実は揺るがない」と述べ、真っ向から対立。混乱を収拾できず、次回委員会に対応を持ち越す事態に陥った。

提供 - 函館新聞社



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