江差「かあちゃん食堂・たまりば」設立総会

update 2005/6/11 13:25

 【江差】かあちゃんパワーでマチに元気を!―。江差町の愛宕町商店街で働く女性や主婦を中心に、高齢者らへの食事提供や安否確認といった、生活支援に取り組む「かあちゃん食堂・たまりば」の設立総会が9日夜、愛宕会館で開かれた。

 設立発起人代表の小梅洋子さんは「行政による町内会の活動支援が、財政的に困難になる中で『地域のことは地域でやる』ことが課題になっている。触れ合いと協力を通じ、息の長い活動にしたい」とあいさつした。

 平沼栄二桧山支庁長は総会に当たり、「いにしえの面影が残る愛宕町で、心が触れ合うまちづくりに向けた取り組みが、末永く続くことを祈念します」とのメッセージを送った。

 「かあちゃん―」の看板を掲げる、コミュニティーサロンは、商店街の「リカーショップ・こうめ」を改装する。談話スペースや調理場を設け、7月のオープンを目指す。地域に住む高齢者を中心とする交流の場として毎日開放。週1回のペースでカレーライスやラーメンなどの食事を1食300円で提供する。商店街周辺の体が不自由な人への配達サービスも検討している。

 これまで、地域内で実施してきた、独り住まいの高齢者への声掛けや安否確認、除雪や粗大ごみ回収、草刈りなどの生活支援も引き継いで行う。本年度の総事業費は100万円で、道の補助金制度も活用する。

 メンバーはボランティア会員を含む28人。小梅さんを会長、発起人の従二谷喜美子さん、新谷ミツさん、若狭喜さんの3人を会長補佐に選んだ。

 小梅会長は「会員自身が高齢化する中、引きこもりを防ぎ、安心して暮らせる地域を実現したい。多くの人が行き交うことで、商店街全体の活性化にもつなげていきたい」と話している。

提供 - 函館新聞社



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