中高年の肥満解消に／市保健所がウオーキングマップ作成へ

update 2005/6/9 10:18

　市立函館保健所は本年度、市内を舞台にした「ウオーキングマップ」を作製する。中高年の肥満解消が狙いで、身近な場所で運動してもらおうと、各地域別にウオーキングコースを設定する。町会などを通じてＰＲする考えで、同保健所健康増進課は「自宅から歩いて行けるコースを設け、ウオーキングを始めるきっかけ作りにつなげたい」としている。

　市が２００３年３月に策定した、市民の健康づくりを支援する計画「健康はこだて２１」では、生活習慣病につながる、中高年の肥満を減らすことが重要課題とされている。これを踏まえ、同保健所は肥満を解消する有効策の一つとして、市民が気軽に取り組めるウオーキングを普及させることにした。

　本年度は９地域に、１時間程度で歩ける４、５キロのコースを設定する。地域は東部、亀田、中央部、西部の各２、３カ所で、安全面や景観にも配慮し、楽しみながら続けられるようなコースを検討している。

　マップでは、地域の見どころを紹介するなどの工夫を凝らし、途中で引き返しても歩いた距離が分かるよう、コースを区分し、スタート地点からの距離や時間、歩数を表示する。

　同課は「体力に合わせて、歩く距離が決められるようにし、幅広い年代にマップを利用してもらいたい」としている。

　同保健所はコース設定やマップ作製について、市民の目線を重視。住民で作る「市民健康づくり推進員」と共同で進める。

　１０月に市総合保健センターで開く「市民健康まつり」での配布を目指す。合併した旧４町村を含め、市内全域でウオーキングに取り組めるよう、来年度以降も順次、コースを増設していく方針。

提供 - 函館新聞社

前のページにもどる　　 ニュースをもっと読む

ご注意：
●掲載している各種情報は、著作権者の権利を侵さないよう配慮の上掲載されるか、又は、各情報提供元の承諾の元に掲載されています。情報の閲覧及び利用については「免責事項」をよくお読み頂いた上で、承諾の上行って下さい。
●掲載中の情報の中には現在有効ではない情報が含まれる場合があります。内容についてはよくご確認下さい。