シラカバ花粉の飛散終息せず「1カ月以上は異例」

update 2005/6/9 10:17

 函館で、シラカバ花粉の飛散がなかなか終わらない―。例年、27日間前後で終息するが、ことしは、開始から42日間たっても絶えず、花粉アレルギーの人たちを悩ませている。観測する渡島保健福祉事務所は「1カ月以上続くのは初めて。終了が6月まで持ち越されること自体、異例」と説明。「昨年の大型台風で傷つき、開花が遅れたのかもしれない」とみている。

 同事務所は、渡島合同庁舎(函館市美原4)の屋上に捕集器を設置し、スライドガラスに付着した1平方センチ当たりの花粉数を計測。2日連続で1個以上見つかった時を開始日、花粉のなかった日が3日続いた時を終了日と定義している。

 ことしの飛散量は7日までで、179・0個。観測を始めた2000年以降最多だった昨年の349・0個の半分だが、平年の倍で、昨年に次ぎ2番目に多い。ピークは5月20日で、28・1個。散発的に増える日が見られ、14日ごろまで続くもようだ。

 花粉は、前年の天候や飛散量が反映され増減する。同事務所は「昨年の夏、日照時間が長く、降雨も少なかったため、多くなるとは予想していた」としながら、「昨年が異常に多かったので、ことしはここまでになるとは思わなかった」と話している。

 スギ花粉の飛散は4月30日に終了。期間は29日間と平年より1日短かったが、飛散量は平年の倍だった。

提供 - 函館新聞社



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