サマータイム導入実験、道南の参加はゼロ

update 2005/6/8 09:56

 札幌商工会議所が6月20日から7月31日まで実施する、北海道サマータイム導入実験に参加する渡島・桧山管内の企業・団体、自治体は、今年もゼロ。初回の昨年と比べ、企業・団体の数が増え、道の参加も決まるなど、サマータイム導入に向けた検討が一層、深まっていく中、道南での動きはいまひとつ。同会議所は「全道的な取り組みにすることが目標。道南地方の協力も得られるよう今後、努力したい」と話している。

 サマータイムは、勤務時間の前倒しにより、夏場の明るい時間帯を有効利用する試みで、欧米などでは一般的。道内は東京や大阪などと比べ、夏季の日中の時間が約1時間長く、導入による効果は大きいとされている。

 同会議所はこの優位性に着目。観光をはじめレジャー、趣味、娯楽など、住民や観光客らの活動時間が延びることにより、経済効果は2時間前倒しにしたケースで、年間約1000億円に上ると試算している。

 初回となった昨夏の実験には札幌市内の約200企業・団体と札幌市が参加。今夏は約350企業・団体のほか、道と小樽市、旭川市、小樽商工会議所加盟の企業・団体などが参加を表明し、広がりを見せている。

 これに対し、渡島・桧山管内の商工会議所と商工会、市町には参加の動きが見られない。地元の動向を考慮し、道も渡島・桧山支庁など、出先機関の参加を見送った。

 函館市人事課は「今のところ、庁内で議論はしていないが、いずれは検討していかなければならないだろう」としている。その上で「ただ、実際に参加するとなれば、市単独ではなく、商工業者などとの連携が不可欠。調整には時間がかかるだろう」とみている。

提供 - 函館新聞社



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