04年度桧山管内観光入り込み…前年度比3・4%減

update 2005/6/8 09:56

 【江差】桧山支庁は7日、2004年度の管内観光客入り込み状況を発表した。入り込み総数は前年度より5万3800人少ない、153万1700人(前年度比3・4%減)で、1997年の調査開始以来最低。同支庁は好天に恵まれた夏季は、海水浴客などの入り込みが好調だったが、9月以降は台風による観光施設の被害も影響して、管内全体で減少につながったと分析している。

 入り込み総数の減少は3年連続。道内客は124万3200人(同3・2%減)。道外客は江差など4町で増加したが、総数は28万8500人(同4・1%減)。道内外合わせた日帰り客は128万9100人(同2・6%減)、宿泊客は24万2600人(同7・3%減)。

 町別では、江差町は53万8800人(同3・4%減)。かもめ島祭り(7月)や姥神大神宮渡御祭(8月)が好調だったが、4―6月の悪天候、江戸幕府の軍艦を復元した「開陽丸」が台風18号で被災、閉館を余儀なくされたことが響いた。

 上ノ国町は6万5800人(同12・8%減)。「エゾ地の火祭り」(7月)の野外コンサート中止などの影響で大幅減。厚沢部町は14万2000人(同0・3%増)。8月の「世界一のメークインコロッケと世界のクワガタの祭典」などが集客に恵まれ、前年度並みを維持した。

 乙部町は19万1700人(同8・1%増)。猛暑の影響で、元和台海浜公園の入り込みが前年度比75%増の伸びを記録。熊石町は12万2200人(同21・1%減)。5月の「あわびフェスティバル」が雨天で入り込み数が大幅に減少。台風18号による観光施設の被害も影響した。奥尻町は下期、個人客や大型バスツアーの増加に支えられ5万4800人(同4・9%減)の入り込みを確保した。

 管内北部では、猛暑の影響で海水浴場を持つ北桧山、瀬棚両町が微増。今金、大成両町では入り込み数が伸び悩んだ。

提供 - 函館新聞社



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