桧山管内10町と大野町が国道227号 早期改良整備期成会の発足へ

update 2005/6/8 09:56

 【江差】桧山管内10町と大野町は7日までに、同管内と函館圏を結ぶ、国道227号の整備促進を求める「北海道・国道227号(大野・江差間)早期改良整備促進期成会」を発足させることで合意した。同国道をめぐっては、大野町に建設される道新幹線の新函館駅開業を視野に、新駅と管内各町を結ぶアクセス道路として改良を求める声が高まっている。

 期成会は、11町の町長、町議会議長の22人で構成。会長は澤田孝一厚沢部町長が務める。

 正式発足に先立ち、桧山総合開発期成会(会長・平田泰雄瀬棚町長)による道開発予算関連の中央陳情に合わせ、今月初旬から国土交通省や道内選出国会議員への要請活動を前倒ししてスタート。近く、設立総会を開いて、役員構成などを決める。

 要請活動では、中山峠を中心とする国道の視程改良、拡幅による安全性の向上を要望。複数の狭小トンネルの解消や通行時間の大幅短縮に向けて、中山トンネルに代わる新トンネル建設を国などに働き掛ける。

 整備促進期成会は、道新幹線開業時には、同国道が新函館駅へのアクセス道路となるとして「高速交通体系が確立され、首都圏や東北との地域間交流が促進される」と、強い期待感を示している。

 また、道が検討を進める道州制、支庁制度改革、自治体再編に伴う行政の広域化で、産業・経済、文化振興の面でも、同国道の需要が増加すると指摘。将来予想される駒ケ岳の大噴火に備えた、国道5号に代わる代替路線としての必要性も強調している。

提供 - 函館新聞社



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