江別市の夫婦が函病を提訴

update 2005/6/8 09:55

 双子の胎児が死亡したのは、市立函館病院(長谷川正院長)が適切な治療を行わなかったのが原因として、江別市の女性(31)らが、函館市を相手取り1650万円の損害賠償を求める訴えを函館地裁に起こした。

 訴状などによると、女性は当初、札幌市内の産婦人科病院で診療を受けていたが、実家のある函館市での出産を希望し、2004年2月9日に市立函館病院で受診を開始。出産予定日は同年6月3日だったが切迫早産のために妊娠約8カ月の4月8日に入院。5月21日に超音波検査をしたところ、胎児の一人が心拍停止していることが判明し、同日緊急帝王切開手術を行ったが、一人はすでに死亡しており、もう一人も翌日、死亡した。

 原告側は、双子の胎児は胎盤を共有するタイプで、胎児同士が血液を奪い合い、死に至る危険性があったにもかかわらず、心拍の状態などを調べる分娩監視装置のチェックを助産師のみに行わせ、異常の発見が遅れたと訴えている。

 同病院は「医療ミスはなかった」と、争う構えを見せている。

 第1回口頭弁論は29日に行われる。

提供 - 函館新聞社



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