山菜採り事故相次ぐ、警察と市が注意促す

update 2005/6/8 09:54

 今年に入り渡島・桧山管内では、山菜採りで行方不明になる事故がこれまでに8件発生し、9人が行方不明になった。このうち6件6人は無事発見されたが、6月1日に函館市内で行方不明になった63歳の男性は、7日現在発見されていない。また、7日には同市内で女性2人が行方不明になり、8日も捜索を続行する。同市と道警函館方面本部は、山菜取りをする場合は万全の準備と十分な注意を怠らないよう呼びかけている。

 同市内では6月1日に63歳の男性が三森町の山林で、同7日には女性2人が寅沢町の山林で、いずれもタケノコ採りに出かけたまま行方不明になった。無事発見されたものの、4月28日には鉄山町でも女性がギョウジャニンニク採りで一時行方不明になっている。

 市は「山菜採りによる事故にご注意!!」というちらしを1万2000部作成、町会などを通じて配布し、注意を促していく。ちらしには「白などの目立つ服装をすること。携帯電話や非常食などを携行すること。迷った時は落ち着いた行動をすること」と、入山の心得などが列記されている。市の小柏忠久総務部長は「少しでもたくさん採ろうと無理をしてはいけない。万が一迷っても慌てずに落ち着いて行動してほしい」と話している。

 道警函本地域課でも、多発する事故を受け、入山時の注意事項の再確認を徹底するように呼びかけている。同課では「慣れた山でも油断すると、事故の落とし穴があることを忘れないように」と訴えている。

提供 - 函館新聞社



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