小型タクシー実車率歯止めかからず、過去最低28・26%

update 2005/6/7 10:20

 函館市とその近郊町を走る小型タクシーの2004年度実車率(総走行距離のうち乗客を乗せて走った割合)が、過去最低の28・26%だったことが6日、函館地区ハイヤー協会のまとめで分かった。前年度比0・6ポイント減と下げ幅は小さいが、業界の厳しさがあらためて浮き彫りになった。

 同協会によると、個人タクシーを除いた実績で、乗客人員が同1・88%減の959万5573人、輸送回数は同1・68%減の639万1422回と、いずれも減少した。

 空車時を含めた総走行距離は、同0・49%減の7346万8162キロと落ちた。営業収入は、同2・36%減の約75億3750万円だった。

 同協会は従来、函館市内のみを対象に実車率を調査。02年度から周辺町を含めた「函館交通圏」で数値を出している。1997年度(36・84%)をピークに7年連続の減少となる。

 下降線をたどる現状に同協会は「景気の悪化による利用者減や、マイカー普及など(要因は)複合的。各社、台数の増加などでタクシーも過密化しており、現状の好転はなかなか難しい」としている。

提供 - 函館新聞社



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