骨子案を議論／市文化芸術振興条例検討懇話会

update 2005/6/7 10:20

　第７回函館市文化芸術の振興に関する条例検討懇話会（安東璋二会長、委員１８人）が７日、サン・リフレ函館で開かれた。市教委から同条例の骨子案が示され、出席した委員１１人が内容を確認した。

　同骨子案には、心豊かで活力あふれる市民生活の実現に向け、文化芸術の振興に関する施策を総合的、計画的に推進するための、市の責務や市民・民間団体の役割などが盛り込まれている。

　この日は、前文の表現について議論。委員からは「市民が文化芸術を理解し、鑑賞する意識を表現するべきだ」「郷土愛に対し、積極性を示した方がよい」などの意見が出された。

　また、数回にわたって議論してきた既存の顕彰制度「市文化賞」と異なる顕彰制度の創設については、条文に盛り込まず、基本方針の中で、具体的な施策の一つとして検討する方針を固めた。どういう顕彰にするかなどは、基本方針策定の際にあらためて議論する。

　市教委はこの日の意見を踏まえて最終案をまとめ、夏ごろまでに市議会総務常任委員会に報告し、意見を求める。

提供 - 函館新聞社

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