市民オペラキャスト決まる

update 2005/6/6 10:15

 函館市民オペラの会(山崎文雄会長)の2005年度総会が4日夜、函館市梁川町のホテルテトラで開かれた。12月の第15回記念公演「トスカ」(プッチーニ作曲、全3幕)に向けて、キャストなどを発表。主要3役はダブルキャストで、トスカは島聖子さんと次藤正代さん(ソプラノ)、カヴァラドッシは大村義美さんと前田治さん(テナー)、スカルピア男爵は井上治さんと戸田真志さん(バリトン)が演じる。参加者は総会後の交流会で公演の成功を誓い合った。

 今年の公演は12月10、11の両日、函館市芸術ホールで開催する。プッチーニの作品の上演は4回目。「トスカ」は1898―99年にかけて作曲、1900年ローマで初演された。愛情や欲望、ねたみといったドロドロとうごめく感情を劇的に描いた悲劇の恋愛物語。

 歌劇は歌姫、トスカの恋人、カヴァラドッシが政治犯の友人をかくまったために、警視総監、スカルピア男爵に逮捕されてしまう。恋人を助けるためにトスカは、スカルピア男爵の求愛に応じるふりをし、男爵を刺殺するが…。終始緊迫感に富んだ作品で、トスカの「歌に生き恋に生き」やカヴァラドッシの「星はきらめき」のアリアが知られている。

 指揮者は、宍戸雄一さん、演出は中村勝雄さん、音楽監督は大坂吉明さんが務める。ほか、合唱団やオーケストラ、裏方ら含め総勢180人が参加予定だ。

 演出の中村さんは「プッチーニの曲は日々起こりうるねたみや愛情といった感情を劇的に表している。その部分を分かりやすく演出していきたい」と話し、音楽監督の大坂さんは「難しい歌劇だが、音楽的な部分まで踏み込んでいければ」と意欲を示した。トスカ役を務める次藤さんは「本番まで全力を尽くしてトスカになり切りたい」と抱負を語った。

 その他の主なキャスト次の通り。(敬称略)

 ▽スポレッタ=三井大樹(テナー)▽堂守=青木靖典(バス)▽シャルローネ=杉本毅▽看守=漆畑孝夫(バス)▽羊飼いの少年=下山尚代、三浦亜沙美(ソプラノ)

提供 - 函館新聞社



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