函館バスの軽油節減対策好調

update 2005/6/4 10:29

 環境にやさしく―。函館バス(函館市高盛町、寺坂伊佐夫社長)は、バス運行で消費する軽油の節減に取り組んでいる。昨年10月に着手し、今年4月は最高の約8000リットルを節約。乗務員の教育にも力を入れ、コスト削減にも役立てる考えだ。

 同社は、昨春から続く軽油価格の高騰をきっかけに、省エネ対策をスタート。排ガスが地球温暖化に及ぼす影響にも配慮した。

 昨年10月からの軽油節減量は、月平均で約4000リットル。本年度は、合計で7万4000リットルを目標値に据えた。200リットル入りドラム缶で370本に当たり、函館山の標高と同じ高さになるという。達成されると約800万円が削減効果がある。

 乗務員285人への指導を徹底。軽油を消費するエンジンの空ふかしや急発進、急ブレーキなどを控えるよう通達を出したり、個人面談を実施している。

 さらに、停車中にエンジンを止める「アイドリングストップ」機能を持つ車両を増やすなど、ハード面も強化。現在の32台に加え、本年度中にも10台を購入する見込みだ。

 試験走行の結果を見ながら、函館山や道立道南四季の杜(もり)公園(函館市亀田中野町)行きの路線にも導入を検討する考え。

 同様の取り組みは、札幌市の中央バスなども実施しているという。同社は「(節減は)時代の流れ。経費削減への成果に期待している」と話している。

提供 - 函館新聞社



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