ハコダテライフ 映画三昧



クリムゾン・リバー2 黙示録の天使たち
製作 2003年 フランス
監督 リュック・ベッソン
出演 ジャン・レノ、ブノワ・マジメル、クリストファー・リー
関連サイト http://www.cr2.jp/
■ストーリー
ジャン・レノ演じるニーマンス警視を主人公に、2人の刑事が挑む連続殺人事件。猟奇的な数々の事件の謎に迫るサイコサスペンスの第二弾。監督は数々のヒット映画を手がけたリュック・ベッソン。フランスで製作されるこの映画のパート1は、全体に漂うミステリアスな雰囲気も相まって大ヒット。果たしてパート2の出来は?

勝手に映画評
masta minato yossy
自分的評価★★★
パート1を大変気に入っていたので、新作レンタルにも関わらず定番通り期待して見たパート2。前作と比べて、ちょっと映像の雰囲気が明るすぎた?のか、ストーリーにあまり入り込めず。前半は、次々に起こる事件や関連すると思われる情報が現れ想像を掻き立てたが、後半に入るころにはなんだか先が読めてしまった気がして、自分的に盛り上がりに欠けた。そんな状態で見続けたので、最後の決着の着き方もイマイチな気がしたもんだからさー大変。パート1の単純なんだけど意外な落ちを知っているだけに、見終わっても割りと平静なままだった。 謎が解けていく流れと、もっと独特な映像の雰囲気があったなら、きっともっと楽しめたはずなのに、ちょっと残念。パート1はもっと面白いよ。

自分的評価★★★
ストーリーのベースに地下世界があって、さらにその地下世界に国家が絡んでいたりすると…、それだけでワクワクしてしまう。「地下モノ」と勝手にカテゴライズしているんだけど、この映画はそんな系。好みの映画だった。じとっとした雨、朽ちた草木に覆われた修道院、月だけに照らされているかのような暗闇から始まるホラーのようでそうじゃないオープニングもわるくなかったしね。ただね、なんだか筋立てやキャスティングが似ている『セブン』とついつい比べてしまったんですねぇ。筋立てに関しては言えば、事件の鍵になるキリスト教の解釈のあたりが、もう少し丁寧に描かれていればもっと入り込めたなあと思うし、キャスティングの点で言っても、深み、重みの点でモーガン・フリーマンとブラッド・ピットのチームが勝ちでしょうと。…ということで、星の数を微妙に迷いつつ。もっとすばらしい「地下モノ」に出合うことを期待して。

自分的評価★★
映像がとても美しかったことが印象的。作品中に出てくる色、景色、教会の雰囲気、どれをとっても美しかった。そして、撮り方もキレイだった。特に、序盤の刑事レタの麻薬常習者との乱闘シーンは音楽とアクションのテンポ、映像の色がとてもオシャレだった。が、ストーリーは微妙。キリスト教を知らないと、いまいちピンとこないし、とりあえず眠かった。途中引き込まれるシーンもあったし、ハラハラしたシーンもあったけれど、眠くて眠くて。全体的に暗い色合いで、テンション低めに物語が進んだ為だろうか。大きなストーリーがありそうだったのに、ラストのオチでそのストーリーのオチを特に語らないまま終わってしまったのが鑑賞した後の不完全燃焼感につながっているような。ラストのほんの一瞬、重苦しかった空気から一変して、ちょっと軽いタッチの警視と刑事の掛け合いはよかった。ジャン・レノが活躍するので、ファンにはオススメ。ジャンの活躍と映像の美しさで星2つ。


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