ガゴメの知名度高まる/04年度道立工業技術センター・受託共同研究実績

2005/5/30
 道立工業技術センター(函館市桔梗町379、米田義昭センター長)が2004年度に地域企業や公益法人などと共同・受託研究した事業件数は、前年度比4件増の36件で、01年度の37件に次ぐ過去2番目の多さだった。

 昨年度のテーマとしては地域特産の海産物を用いたケースが多い。中でも、ガゴメ(トロロコンブの仲間)は食用や美容用などの利用が実証され、全国的に知名度を高めた。また、釣り用の重りが道や道経済産業局など主催の「ほっかいどうグッドデザインコンペティション2004」で表彰されるなど、実績を残した。

 1986年に開設された同センターは、地域の産業振興や広い分野での技術開発などを支援してきた。99年に第2試験棟が増設され、年々、多種多様化するニーズなどに対応している。

 同センターは「活動が徐々に浸透してきている」と説明。「今後も北大水産学部などと連係し、さらなる成果を上げられるよう意欲的に取り組んでいきたい」と話している。

提供:函館新聞社

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