高橋病院が複合福祉施設「なでしこ」オープンへ

2005/5/28
 高橋病院(高橋肇理事長)は6月1日、高齢者向けの複合福祉施設「なでしこ」(函館市大縄町20)をオープンさせる。グループホームやデイサービスセンターなど、4施設を同じ建物内に収め、利用者の利便性に配慮したサービスを提供する。

 グループホームとデイサービスセンター、訪問介護ステーション、居宅介護支援事業所の4施設を併設した。道南には、これら施設を同じ敷地内にそろえた形態がすでにある。ただ、機能をコンパクトにまとめた試みは「今回が初めて」(高橋理事長)という。

 テーマは「地域密着型サービス」。施設の相互連携により、デイサービスセンター利用者がグループホームに宿泊するなど、さまざまな要望に応えることが可能になるという。

 また、職員を施設ごとに固定させず、各施設で勤務させる。自宅で介護サービスを受けていた人がデイサービスを使う際など、顔見知りの職員がいることで、安心感を持つことができるという。

 鉄筋コンクリート造り3階建てで、延べ床面積は約940平方メートル。定員はグループホームが18人、デイサービスセンターが1日当たり15人。

 高橋理事長は「利用者にとって良い環境を考えると、この形態に行き着いた。地域のお年寄りが気軽に来られるような、施設づくりに取り組んでいきたい」と話している。

 施設見学はオープン後、随時受け付ける。問い合わせは、デイサービスなでしこTEL0138・45・7111。

提供:函館新聞社

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