中古レコード店「PLUS1」港まつりの曲集めCD製作

2005/5/26
 函館市内の中古レコード店「PLUS1レコード事業部」(若松町20、和光ビル地下)は、函館の夏を彩る「函館港まつり」で使われる曲をまとめたCD「函館港祭り曲集」を自主製作した。27日に同市内で行われる市町会連合会(市町連)の総会で全町会に寄付する。同部総括責任者の浅井幸晃(ゆきてる)さん(33)は「町会の皆さんに活用してもらうことは、市民への恩返しになる」と話している。

 毎年「港まつりの曲のレコードはないか」との問い合わせが各町会から相次いでいた。同店にはレコードが少なく、貸し出ししていたが、取り扱いの問題や「大切な函館の音を残さなければ」との思いからCD化を決意した。

 1960―70年代に発売された「いいんでないかい―函館港唄―」や「巴音頭」など7曲(約24分)を収録。踊り方の説明付きの歌詞カードも、パソコンによる手作りで200枚ずつ作った。

 市町連の井口賢之事務局長は「これまで手がける人がいなかったことをやってくださり、ありがたい」と感謝しきり。

 浅井さんは、函館の音を残す貴重な資料となるCDを手に、「各町会で開かれる舞台踊りなどで使ってほしい」と活用を願っている。

 CDは非売品。問い合わせは浅井さんTEL0138・26・0896。(山崎純一)

提供:函館新聞社

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