市内８高等教育機関、初の広報紙「はこだてキャンパスプレス」発行

update 2005/5/24 10:45

　函館市内の大学、短大、工業高等専門学校の８高等教育機関が共同で作製した広報紙「はこだてキャンパスプレス」が、発行された。高等教育機関が連携して行う初めての事業で、道南や全国に向け、各校をＰＲする。

　市と公立はこだて未来大、函館大谷短大、函館高専、函館大、函館短大、道教大函館校、北大水産学部、ロシア極東大の８機関で組織するワーキンググループで編集。発行は、各校で学生集めのＰＲ活動を始めるこの時期に合わせた。

　今回のテーマは「函館にある高等教育機関を知ってもらう」。所在地、学科など学校ごとの基本情報や、取得できる資格を福祉、教育などのジャンル別に分かりやすく紹介。オープンキャンパスの日程も掲載している。

　発行は１万部。市内の小中高校と渡島管内の高校をはじめ、全国にある高校にも配布。市役所や各支所、社会教育施設にも備え付けている。市企画部は「市内の高等教育機関の周知を図り、他都市から函館に来てもらうだけでなく、道南の進学率向上にもつなげたい」と話している。

　同事業は本年度からの取り組みで、市内の８高等教育機関が相互連携し、総合大学の機能を果たす大学群形成を目指す。広報紙も同事業の一環で、年数回の発行を予定。本年度は市民向けに、合同学校説明会や公開講座の開催なども計画している。

　同紙に関する問い合わせは市企画部ＴＥＬ０１３８・２１・３６９７。

提供 - 函館新聞社

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