函工 全道切符…05年度春季道高校野球大会支部予選

update 2005/5/22 13:31

 2005年度春季北海道高校野球大会函館支部予選は最終日の21日、オーシャンスタジアムで、知内―函工の決勝戦が行われた。函工が5回に集中打で2点を奪い逆転に成功、先発坂本が知内打線を8安打2失点に抑えて完投し3―2で勝利、3年ぶり12回目の優勝を飾った。函工は30日から札幌・円山球場で行われる全道大会の出場権を得た。

 函工は序盤の各回、知内の攻撃を最少失点で抑え、1点を追う5回に上位打線の連打で、逆転に成功。投げては4試合連続登板となる先発坂本が知内打線に7安打を打たれながらも追加点を許さず、最終回には満塁のピンチも切り抜け、接戦をモノにした。

 函工は、1―2と1点を追う5回表、2死から酒井寿が中前打、続く木村も右前打で出て1、2塁のチャンス。続く梅津、庄司隼が連続タイムリーを放ち、酒井寿、木村がかえり逆転に成功した。

 函工先発坂本は立ち上がりに2塁打と四球、犠打で1死2、3塁とされ、中村の内野ゴロで先制された。同点とした直後の2回裏にも守備の乱れを足がかりに、2死3塁から知内坂本の右前適時打で逆転を許した。だが、3回以降は制球力を取り戻し、変化球主体のピッチングで4回以降は知内打線を散発4安打に抑え込んだ。

 知内は8回に先頭の中村が中前打で出たが、2度の送りバントで得点に結びつけられなかった。最終回にも四死球と犠打で2死満塁と、一打逆転サヨナラのチャンスをつかんだが、あと1本が出ず涙をのんだ。

提供 - 函館新聞社



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