04年度函館法務局管内「人件侵犯事件」受理件数は134件

update 2005/5/21 10:09

 函館地方法務局(斉藤信一局長)は20日、2004年に同局管内(渡島・桧山管内と後志管内の寿都町、黒松内町、島牧町)で受理した人権侵犯事件の状況を発表した。受理件数は134件で前年から2件増加。このうち公務員・教職員等による人権侵犯事件は1件、私人の人権侵犯事件は133件だった。

 公務員・教職員等による人権侵犯事件は、小学校に通う子供の保護者から「担任の対応が原因で子どもが児童間のいたずらの犯人にされた」と相談があり、放置すれば「いじめ」に発展するおそれがあるため、校長らと問題解決に向けた話し合いをするように助言した例があった。

 私人の侵犯事件では、強制・強要(離婚の強要など)が45件、住居・生活の安全関係(近隣間の争いなど)が39件、プライバシー関係(インターネット上のひぼう・中傷など)が18件、労働権関係(不当解雇など)が18件となっている。

 受理した事件のうち、131件に対して法的助言等の「援助」処理、1件については人権侵犯の事実が明確にならなかったことから「人権侵犯事実不明確」で処理している。残り2件は2005年に入って処理した。

 同局では「人権侵犯の内容は、いじめや離婚に関するものから、IT(情報技術)を利用したものまで多様化している。相談には個別に決め細やかな対応を心がけていきたい」と話している。(小川俊之)

提供 - 函館新聞社



前のページにもどる   ニュースをもっと読む



ご注意:
●掲載している各種情報は、著作権者の権利を侵さないよう配慮の上掲載されるか、又は、各情報提供元の承諾の元に掲載されています。情報の閲覧及び利用については「免責事項」をよくお読み頂いた上で、承諾の上行って下さい。
●掲載中の情報の中には現在有効ではない情報が含まれる場合があります。内容についてはよくご確認下さい。

ページ先頭へ

e-HAKODATE .com
e-HAKODATEは、函館市道南の地域情報や函館地図、旅行観光情報、検索エンジンなど、函館道南のための地域ポータルサイトです