桧山南部、インフルエンザ終息せず

update 2005/5/21 10:09

 【江差】桧山管内南部では、インフルエンザの流行が依然として続き、一部の小中学校では5月以降も、学校閉鎖などの影響が出ている。管内の医療機関は「予防接種から時間が過ぎ、効果は薄れている」として、子供や高齢者を中心に手洗いやうがいなど、予防の徹底を呼び掛けている。

 桧山教育局のまとめによると、管内南部では、インフルエンザが原因とみられる、発熱や頭痛で児童生徒の欠席が増加。小学校1校で13―15日までの3日間、2学年で学年閉鎖を実施した。また、中学校は2校で休校や学年・学級閉鎖の措置が取られた。このうち1校は16―18日の3日間にわたり休校、19―20日も2学年が学年閉鎖を余儀なくされたという。

 桧山保健福祉事務所は「5月に入り罹患(りかん)者の発生は減少傾向だが終息には至っていない。今冬は流行の始まりが遅く尾を引いているのではないか。春先の気温低下も影響しているはず」とみている。

 また、インフルエンザが原因の発熱や頭痛などで病院を訪れる、成人や高齢者も「数は減っているが無くならない状態」(管内南部の医療機関)。医療機関は(1)流行前後に行った予防接種は効果が薄れているか失われている(2)既にワクチンの在庫が無い―と指摘。今後、気温の上昇とともに終息するとみているが「抵抗力が低い、子供や高齢者はまだ油断できない」と、注意を呼び掛けている。

提供 - 函館新聞社



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