海の生態科学館構想ついて「市民の理解多数」と企画部長/市議会総務常任委

update 2005/5/19 10:24

 函館市議会の3常任委員会が18日開かれた。工藤寿樹企画部長は、総務常任委員会(阿部善一委員長)で、16日に終了した「海の生態科学館基本構想案」の市民説明会の手応えについて、「市民の多くが、財政問題について懸念を持っているのが現状と受け止めている」と述べた。

 説明会は旧市内で3回、旧4町村地域で各1回の計7回で、合わせて約380人が出席した。

 全体を通じた印象について、工藤部長は「賛否については相半ば。ただ、基本構想そのものについては、理解を示す市民が多数を占めた」と説明。その上で「賛成、反対を問わず、財政への関心を持つ出席者がほとんどだった」と語った。

 市は今月末までに基本構想案を成案化し、基本計画の策定に着手する考え。水族館の運営ノウハウなどを持つ専門家6人程度から助言を受けるほか、旧町村地域をメーンとした館外での学習プラグラムをまとめるワーキンググループも立ち上げ、10月ごろまでに計画案をまとめる方針。案ができ次第、再度、市民説明会を開く。

 また、近江茂樹福祉部長は4月に民間法人へ移管した桔梗保育園について、今後実施する保護者アンケートの結果を分析し、遅くとも10月までに市と保護者、法人の3者懇談会を開催、実態を踏まえた改善点を探っていく考えを明らかにした。

 民生常任委員会(浜野幸子委員長)で、高橋亨氏(民主・市民ネット)の質問に答えた。

 このほか、市が7月から渡島廃棄物処理広域連合(連合長・海老沢順三上磯町長)の可燃ごみを受け入れることについて、一部委員から「故障など不測の事態や、減量化計画の進ちょく状況により、受け入れ量の拡大や、期間の延長といった可能性はあるか」など、先行きを不安視する意見が出された。(奥山秀俊、上杉幸生)

提供 - 函館新聞社



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