北海道新幹線開通伴い江差江差―木古内間の廃止示唆

update 2005/5/17 11:07

 10年後の北海道新幹線開通に伴う、並行在来線、JR江差線・五稜郭―木古内間の経営分離問題に関連し、JR北海道の坂本真一会長は16日、函館市内のホテルで開かれた北海道新幹線に関するフォーラムで、江差―木古内間について「大量輸送機関としての使命は、終わっている」と、廃止を示唆した。

 整備新幹線の建設は、並行在来線の経営切り放しが前提。新青森―函館間では五稜郭―木古内間が対象で、江差―木古内間は該当しない。ただ、同じ路線としての枠組みがあり、2区間の扱いを一つの問題とみる向きが強い。坂本会長は「五稜郭―木古内間は、貨物が走っているため、廃止はできないが、その先は一日の乗客が100人に満たない」と必要性を疑問視。「これから地元の皆さんと話し合っていかねばならない」と述べた。

 また、フォーラムに同席した高橋はるみ道知事は、8月までに沿線自治体と並行在来線対策協議会を設置し、6、7年後をめどに一定の結論を出す考えを説明。「住民の足。乗客が少ないからいらないという考えはない」と慎重な姿勢を示した。

提供 - 函館新聞社



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