函館市消費者買物動向調査 駅前・大門商「活気ない」

update 2005/5/17 11:06

 函館市が実施した昨年度の消費者買物動向調査で、JR函館駅前・大門地区の商店街を「あまり活気がない」とする回答が50%を超えた。2001年度の前回から10・5ポイント減少したが、「活気がある」とする回答も数%と低く、市民から好印象を持たれていない実態が明らかになった。

 まちづくりの基礎資料とする狙いで昨年11月、市内20町を対象に行った。18―65歳の市民から無作為に抽出した1000人にアンケート用紙を配布し、回答率は70・2%。同地区のほか、五稜郭や美原など、市内の主要な商店街についても聞いた。

 「あまり活気がない」との答えが、駅前・大門は52・8%(01年度比10・5ポイント減)でトップ。十字街の37・7%(同10・4ポイント減)、湯川の13・2%(同3・9ポイント減)と続いた。

 一方、「活気がある」との答えは、五稜郭・梁川が22・6%(同12・4ポイント減)となり、前回に続き最多。美原が19・9%(同7・6ポイント減)となったほかは、いずれも5・0%以下で、新旧で明暗を分けた。

 駅前・大門地区については、「大門祭」「函館塩ラーメンサミット」のイベント効果などで、回復の流れにあるが、市民の反応は冷え込んだままだった。市商業課は「まちづくりを進める市の第3セクター『はこだてティーエムオー』を中心に、屋台村など明るい話題もある。地域の再生に向け、官民の協力体制をより密にしていきたい」としている。

提供 - 函館新聞社



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