学校開放の利用が過去最高の1794回

update 2005/5/17 11:05

 小中学校の特別教室を開放し、市民サークルに活動の場を提供する「学校開放」の利用回数が2004年度、過去最多の1794回に上った。スタート以来、右肩上がりの伸びで、開始10年目で利用者は延べ15万人を超えた。市教委生涯学習部は「学校という身近な場所にある、広いスペースを無料で使える気軽さが受けているのでは」とみている。

 文化活動サークルへの学校開放は、地域住民の要望で1995年度から始まった。2、3人の少人数グループでも利用できるため、多岐にわたるジャンルの活動が行われている。音楽室や視聴覚室、多目的教室などを会場に活動する合唱や演劇、ダンスなどのサークルが中心。近年は中国語や韓国語など語学サークルの利用も目立つ。

 2004年度の利用回数は前年度比1・2%増の1794回で、初年度(117回)の約15倍。初年度は函館八幡小、函館港中、函館戸倉中の3校で平日の夜間のみだったが、02年度から土・日曜の日中も開放し、03年度に開放校が11校になったことも利用増の要因の一つと考えられる。

 学校別の利用では、函館八幡小483回(前年度比1・2%増)、函館鍛神小395回(同1・1%増)、函館深堀中343回(同1・2%増)が他校を圧倒。11校中、交通の便がよい3校に集中したとみられる。

 利用しやすさを高めるため、7、8月ごろに利用者へのアンケートをする予定。結果を分析し、3校以外の利用促進など、今後の運営に役立てる方針。

提供 - 函館新聞社



前のページにもどる   ニュースをもっと読む



ご注意:
●掲載している各種情報は、著作権者の権利を侵さないよう配慮の上掲載されるか、又は、各情報提供元の承諾の元に掲載されています。情報の閲覧及び利用については「免責事項」をよくお読み頂いた上で、承諾の上行って下さい。
●掲載中の情報の中には現在有効ではない情報が含まれる場合があります。内容についてはよくご確認下さい。

ページ先頭へ

e-HAKODATE .com
e-HAKODATEは、函館市道南の地域情報や函館地図、旅行観光情報、検索エンジンなど、函館道南のための地域ポータルサイトです