乙部町の「縁桂」と中国の「重歓木」が姉妹友好木に

update 2005/5/14 13:27

 【乙部】乙部町富岡にあるカツラの巨木「縁桂(えんかつら)」と、中国湖南省張家界(ちょうかかい)市の「重歓木(じゅうかんぼく)」が、「姉妹友好木」となり、両木の保護強化や両地域の友好促進を進めていくことが13日までに決まった。締結調印に向けた会談は16日に東京都内で行われる。

 会談には、寺島光一郎・乙部町長、胡伯俊・張家界市長らが出席する。会談での正式合意を経て、月内にも胡市長らが同町を訪れ、調印式を執り行う方向で調整している。

 同町の「縁桂」は、富岡地区の国有林内にある。樹齢約500年と推定され、高さは約40メートル、幹の周囲は6・1メートル。地上7メートルのところで2本の枝が結合している「連理(れんり)」の木。地元では「縁結びの木」として親しまれている。2000年には林野庁の「森の巨人たち百選」にも指定された。

 一方、張家界市の「重歓木」も、同じく2本の枝が幹の途中で結び付いた木。自然風景区として世界遺産に登録されている「武陵源」の中心に当たる、張家界国家森林公園内にあるという。

 同町は、同じ連理の木を持つ同市と「縁桂を保全する会」(会長・寺島町長)を通じ、姉妹木の保護強化や両国地域の環境保全、友好促進を進める考え。寺島町長は「日中間に(反日デモなど)政治的な課題は多い時期だからこそ、樹木を通じた民間レベルでの友好を深めていくことも大切ではないか」と話している。

提供 - 函館新聞社



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